日本のお茶と発酵素材から作った「茶と酢(kombucha)」
中国やチベットを起源とする(※諸説ある)KOMBUCHA(コンブチャ )とは全くルーツの違う発酵エキスです。
成分分析など芳香性研究の大学機関と共同研究中。
発酵茶、発酵調味料などに活かせる活用法を今後確立していきます。
先日KBIから送られて来た当研究所のコンブチャ膜の遺伝子解析と
他のKBI(今回のプロジェクトに参加している)100社あまりのそれらのデータと比較した分析図を作成しました。※外側/KBI参加国データ 内側/当研究所
まずは、コンブチャの膜を構成する菌が、2種類にカテゴライズされています。
⭕️Fungi(Fungus)
⭕️Bacteria
図の上のFungi はアルコールを作る真菌。酵母(yeast)、カビ(麹など)がこちらに属します。
図の下のBacteriaは、細菌。乳酸菌や酢酸菌がこちらに属します。
当研究所所属の菌の分析結果によると、
Fungiの82%が、Dekkera属 残りが、麹(耐塩性)カビ、サッカロミケス属は微量。
Bacteriaのほぼ9割がAcetobacteraceae 残りAcetobacter, Gluconacetobacter 。
入手しているデータに限りがあるために、世界的な規模での詳細な比較が現在まだ可能ではありませんが、日本とKBI参加国の他のデータと比べると特徴的な差異があり、その違いが生育環境によりもたらされるものなのか、など、他の日本でコンブチャ研究者(事業者)と比較検討することが必要です。
※分析図、分析内容等、KBI及び発酵美生活研究所に属します。不許転載。